ぜひ10代のうちにしておきたいことの1番は、「海外旅行に行く」ということです。10代の若い頃はもっとも柔軟な感性を持っていて、感受性も強く、多くのことを吸収できる貴重な時期です。この時期に吸収したものは、その後年齢を重ねていった時でも、自分の判断や考え方の重要なベースとなります。ただ、海外に行って観光地を回るだけの「観光客」としての旅行ももちろん良いのですが、せっかく時間がたっぷりある学生のうちに、長期滞在型の旅行に行くことをおススメします。現地の人との触れ合いなど、観光だけでは体験できないことを経験できます。社会人になれば10日以上の休みはなかなか取れなくなります。年末年始やお盆などのオンシーズンは旅行費用も高くなってしまうので、その間はアルバイトで旅行資金を稼ぎ、旅費の安いオフシーズンの旅行計画がベストです。学生時代は長いようであっという間です。そのうち行こう・・と思っていると、行けないまま卒業してしまうこともあるので、積極的に計画すると良いですよ。
今は学生でも、いずれは社会に出て、いろいろな波にもまれたり、経験を積んだりすることになります。しかし、社会経験がまったく無いまま新入社員となって社会の波にもまれると、免疫性がないだけに疲労度が高くなり、最悪の場合挫折して、せっかく社会人になったのにドロップアウト、などというケースもありえます。社会人になる前の予行演習のつもりで、10代のうちにアルバイトをしておくと良いでしょう。仕事の内容は何でもOKです。普段は授業や勉強に忙しくアルバイトをする時間がないという学生なら、年末年始の短期のアルバイトでもいいでしょう。アルバイトで大人の社会に触れ、社会の仕組みを垣間見ておくことが社会に出てから役に立ちます。実際に働いてみることで、どんな仕事をしたいのかを見つけるきっかけにもなりますよ。
自動車の運転免許は、取得するのに時間がかかります。いくつかある試験をすべて一発で通ったとしても、最低1か月はかかるでしょう。社会に出ると、なかなかそういう時間を取るのは難しくなります。仕事についてから自動車を運転する機会もありますし、仮にそういうことがなくても、運転免許は自分の「身分証明書」の代わりになります。クレジットカードを作るにしても何にしても、身分証明書は必ず要求されますので、免許があると便利です。費用は、教習所に通うとだいたい20万円から30万円かかりますが、取得しておいて損はないでしょう。大人になってから取るよりも、頭も体もやわらかい若いうちにとってしまった方が楽にとれますよ。